暑くなると活躍するのがエアコンと扇風機です。
今では多くの家庭で夏はエアコンをメインで使うようになっていますが、冷却を効率的に行うために別途扇風機を使用しているケースも多いでしょう。
扇風機の中で現在主流になっているのが「DCモーター型」のものです。
それでは、この「DCモーター型」とはどういう意味でしょうか。
また、以前からある「ACモーター型」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、扇風機の「DCモーター型」と「ACモーター型」の違いを分かりやすく説明していきます。
扇風機の「DCモーター型」とは?
「DCモーター型」とは、直流の電源によって駆動するモーターを使用した扇風機のことで、いままで主流であった後述の「ACモーター型」に変わっていまでは広く使用されているものです。
回転数や回転方向も細かくコントロールできるので、効率的で電気代も安く済みます。
しかし、部品のコストは高いので、購入金額はかなり高くなります。
扇風機の「ACモーター型」とは?
「ACモーター型」とは、昭和の時代から家庭で使用されている交流電源を使用してモーターを駆動するタイプの扇風機のことです。
非常に安価に売られているので、手に入れるのは簡単ですが、コントロールが効きにくいので回転数は3段階くらいで、風切り音はうるさく、長く使用すれば電気代もかかります。
扇風機の「DCモーター型」と「ACモーター型」の違い
扇風機の「DCモーター型」と「ACモーター型」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、扇風機の羽根を回すモーターのことを表す言葉であることは同じですが、そもそも回す方式が違い、それは多く違いとして現れます。
まず、方式の違いですが、文字通り「DC」すなわち「直流」の電気で動くか、「AC」すなわち「交流」の電気で動くかの違いです。
家庭のコンセントに来ているのは「交流」なので、「DCモーター」を回すためには整流器による変換が必要です。
お使いのPCなどの電源には「ACアダプター」と呼ばれる変換器付きのものが使われています。
最近多くの種類が出てきている「DCモーター型」の扇風機ですが、「ACモーター型」よりも高価であることを除けば、電気代、コントロール性、騒音などすべてにメリットがあります。
まとめ
この記事では、扇風機の「DCモーター型」と「ACモーター型」の違いを、解説してきました。
いまでは「DCモーター型」が主流であると説明しましたが、実際には場合によって両者が使い分けられているというのが現状です。