この記事では、「ごった返す」と「ひしめき合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ごった返す」とは?
「ごった返す」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ひどく混雑する」という意味で、大勢の人が集まって込み合うことです。
2つ目は「ものが整わず雑然としている」という意味で、複数の物が秩序なく雑に置かれている様子のことです。
「ごった返す」の言葉の使い方
「ごった返す」は動詞として「ごった返す・返した」と使われたり、副詞として「ごった返している」などと使われたり、名詞として「ごった返し状態」などと使われます。
基本的に、「人や物が数多くあり、整理整頓されておらず、非常に雑然としている様子」を表す言葉です。
「ひしめき合う」とは?
「ひしめき合う」は「犇めき合う」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「大勢の人が1か所に集まって押し合う様にいる」という意味で、明らかに定員オーバーで人がピッタリくっついている状態のことです。
2つ目は「お互いに押し合って大騒ぎすること」という意味で、盛り上がって人をおしのけて騒ぐことです。
「ひしめき合う」の言葉の使い方
「ひしめき合う」は動詞として「ひしめき合う・合った」と使われたり、副詞として「ひしめき合って騒ぐ」などと使われます。
基本的に、「人や動物が大勢一か所に集まって、押し合う様にいること」を表す言葉です。
「ごった返す」と「ひしめき合う」の違い
「ごった返す」は「人や物が数多くあり、整理整頓されておらず、非常に雑然としている様子」です。
「ひしめき合う」は「人や動物が大勢一か所に集まって、押し合う様にいること」です。
「ごった返す」の例文
「ごった返す」の例文は以下の通りです。
・『空港が帰省客でごった返す』
・『引っ越しで家の中がごった返している』
・『子供が遊んだ後で部屋がごった返している』
「ひしめき合う」の例文
「ひしめき合う」の例文は以下の通りです。
・『コンサート会場前でファンがひしめき合う』
・『餌につられて鯉がひしめき合う』
・『福袋を求める人達でひしめき合う』
まとめ
今回は「ごった返す」と「ひしめき合う」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。