「これ」と「あれ」の違いとは?分かりやすく解釈

「これ」と「あれ」の違いとは?違い

この記事では、「これ」「あれ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「これ」とは?意味

指示代名詞である「これ」は、自分の近くにあるものを指す言葉として話し手が使います。

目の前にあるものがいかに近距離にあるかを表すために使い、相手にそれを教えるわけです。

例えば、手に持っているものを差し出して「これは貴重な宝物だ」と見せて自慢したり、棚の上にある物を指しながら「これは高い本だ」といかに貴重であるか聞き手に分かりやすく伝えます。

他にも「これでいいか」と完成した物を見せて作り方が合っているか聞き、合格と伝えてもらうことでその作業を終わりにするタイミングを掴むといったときにも使う言葉です。


「あれ」とは?意味

遠い場所にあるものを指差して聞き手にあそこにあると教えるとき「あれ」と言います。

「あれは造花です」と素材を伝えて、腐らないものであることを伝えたり、「あれは食べられない」と状態について教えて、手を出さない方がいいと注意するとき使うわけです。

指示代名詞として普段の会話でよく使われている言葉であり、指差すものが自分でもいまいち呼び方が分からないときでも「あれ」と言うことで相手にも何を指しているかが伝わり、話が途切れることなく続けられます。

また、「あれはどうしたか」と相手と共有する事柄について質問するとき、簡単に省略して聞ける言葉にもなるのです。


「これ」と「あれ」の違い

「これ」「あれ」の違いを、分かりやすく解説します。

手元にあるものや、目の前の机にのっているものを指差して聞き手にどのようなものか教えたり、「これはなんだ」と聞いて教えてもらうとき使われています。

かなり自分がいる位置から近くにあると教えたいとき使って相手に何か伝えるのです。

もう一方の「あれ」は、目に見える距離内にあるが、距離がある物を指差しながら「あれは私が描いた絵です」と教えるとき使ったり、「あれはなんですか」と離れた場所の物がなんであるか聞くといった質問するときに使われています。

「これ」の例文

・『これは親から譲り受けた釣り竿であると知事に教えた』
・『これは本当に玉葱のレプリカかと作った職人に直接聞いた』

「あれ」の例文

・『あれは子供のために作った着物だと伝えれば驚かれた』
・『あれはもうないのかと聞けば、在庫があると言われて安心した』

まとめ

どちらも指示代名詞として使われている言葉ですが、距離によって使い分けができますので、自分なりにどこに何があるのか見て使える方を選んでみるといいでしょう。

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