この記事では、「分業」と「協業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分業」とは?
分業は、ぶんぎょうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、全体を幾つかにわけるといった意味を持っている分の漢字に、やるべき事とか仕事といった意味を有する業の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ分業は、手分けして仕事をする事を表すのです。
「分業」の言葉の使い方
分業は、複数人で分担して仕事を行うといった意味の言葉として使われています。
1つの仕事を行う際に、複数人でそれぞれの役割を決め、その役割ごとに仕事を行うといった意味の言葉として、この分業は使用されているのです。
「協業」とは?
協業は、きょうぎょうと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、力を合わせる等の意味の協の文字に、生活のため行う仕事といった意味がある業の漢字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から協業は、複数人で協力してある仕事を行う事を示します。
「協業」の言葉の使い方
協業は、複数人が力を合わせて特定の仕事を行う、という意味の言葉として用いられているのです。
各自の役割や担当を決める云々は無関係に、複数の人間が1つの仕事を協力して行うといった意味の言葉として、この協業は使用されています。
「分業」と「協業」の違い
分業と協業の漢字表記を並べれば、直ぐに最初の漢字が分と協という違いがある事を発見可能です。
所が2文字目の漢字は同じ業であり、どちらも複数人で仕事にあたる事を意味する言葉となっています。
ただし分業は、特定の仕事に対し役割を決めて複数人で行う事を表すのです。
一方の協業は、役割分担のある無しに関わらず、力を合わせて特定の仕事を複数人で行う事を示します。
まとめ
2つの言葉には、同一の漢字が使用されている上に、共に複数人で1つの仕事を行う、という意味を所有しているのです。
とはいえ分業は、それぞれの人間に役割分担を行った上で仕事を行うという意味の言葉として使われています。
対する協業は、役割分担の有無とは無関係に、複数人で協力し合って特定の仕事を行う、という意味の言葉として用いられているのです。