「折々」と「時折」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「折々」と「時折」の違いとは?違い

この記事では、「折々」「時折」の違いを分かりやすく説明していきます。

「折々」とは?

「機会のあるたびに」「季節の変わり目などの特別な時に」という意味の言葉です。

「折々」「折」は、「過行く時の中の、区切られたある時点」の意味があります。

また、「折々」は文学的な表現で、書き言葉として使われることが多いと考えられます。


「時折」とは?

「いつもというほどではなく、頻度がかなり低いこと」という意味の言葉です。

「時折」「時」は、「時間」を表す漢字で、「時々」とほぼ同じ意味ですが、わずかな違いがあります。

また、「時折」は書き言葉として使われることが多く、話し言葉というよりも文章において使われる点が特徴的です。


「折々」と「時折」の違い

「折々」「時折」の違いを、分かりやすく解説します。

「折々」「時折」は、どちらも「ある程度の間隔を置いて物事が起こるさま」を表す言葉ですが、ニュアンスの違いがあります。

「折々」は、その時その時という意味も含みます。

文学的で上品な表現にしたい場合に使います。

その一方で、「時折」は、頻度がかなり低く繰り返し起こるさまを意味します。

書き言葉として使われることが多く、丁寧な言葉です。

「折々」の例文

・『私は四季折々の風景を、写真に収めることが趣味だ』
・『彼女は、昔付き合っていた恋人のことを、折々に思い出す』

「時折」の例文

・『飲み会の中で、上司の話に時折はさまれる自慢に、部下たちはうんざりしている』
・『彼女は時折ひどく大人びた表情を見せるので、それが魅力的だ』

まとめ

「折々」「時折」は、どちらも「ある時間を置いて繰り返されるさま」を表す言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「折々」は、「機会のあるたび」「季節の変わり目など」を意味します。

その一方で、「時折」は、「ときどき」「ときたま」を意味します。

「時折」「時々」とほぼ同じ意味ですが、「時折」は書き言葉として使われ、「時々」は話し言葉として使われることが多いと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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