この記事では、「ニワウメ」と「ユスラウメ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ニワウメ」とは?
株立ち状に成長するのが「ニワウメ」であり、成長しても高さが1. 8mと低くめです。
梅雨の時期になると真っ赤な果実を付ける中国原産のバラ科で、サクラ属に属する木になります。
この果実は中国料理のお菓子として出される杏仁豆腐の上に彩りとして置いたり、薬用として売られている実として使うわけです。
そんな「ニワウメ」の花は全体的に薄いピンクと白色の花びらが美しく色づき、ピンとしわなく広がって咲くところが美しい花になります。
「ユスラウメ」とは?
開帳性がある木が「ユスラウメ」であり、成長すれば3メートルにもなります。
中国原産で山桜桃梅と漢字で書くバラ科サクラ属の花になり、淡くピンクに色づいた花をたくさん咲かせる木です。
梅雨の時期になると小さな赤い実をつける姿がまたかわいいところですが、西洋からサクランボが入ってきたとき、その果実に見た目が似ているところから区別をつけるため、「ユスラウメ」と名づけられました。
「ニワウメ」と「ユスラウメ」の違い
ここでは「ニワウメ」と「ユスラウメ」の違いを、分かりやすく解説します。
高くなると1. 8mほどになり、果実は杏仁豆腐の彩りに使ったり、薬用として重宝されています。
また、葉を見ると表側は凹凸がほぼなく、平らな表面です。
葉の色は緑色が薄く出ていて、まるで若葉のような新鮮さを表すところが特徴的です。
もう一方の「ユスラウメ」は葉の表面に脈が浮き出ていて、手で触れば凹凸が感じられます。
葉の色は深い緑色で、成長する前の若葉の裏側には柔毛が生えていますが、「ニワウメ」にはこのような毛は生えていません。
まとめ
どちらも小ぶりの花を咲かせる木を指す樹木名ですが、果実の使い道や木の高さ、葉の表面などに違いがありますので、異なる点を見比べてみるといいでしょう。