この記事では、「巻頭」と「表紙」の違いについて紹介します。
巻頭とは?
巻頭とは、書物や雑誌、漫画などの最初の部分のことをいいます。
物語であれば始まりの部分に相当し、雑誌で使われることが多い表現です。
巻頭にはその号の特集を持ってくることが多く、特に力を入れている目玉といえます。
そのため「巻頭を飾る」といったりします。
昔は、書物は全て巻物に書かれていました。
巻物をめくって最初に目に入るのが巻頭です。
巻頭の「巻」は巻物のことを表しており、「頭」は最初という意味になります。
ちなみに物語の最後の部分は巻末といいます。
表紙とは?
表紙とは、雑誌や本、漫画などを外側にある紙のことをいいます。
本の中身を保護するために、厚手の紙など中身とは違う素材でできています。
小説などの本の場合には、タイトルや著者名などが載っています。
また、イラスト等が描かれており、デザイン性が高いものや趣向を凝らしたもの等色々あります。
雑誌の場合には、雑誌の内容等が表示されています。
掲載されている特集の内容が分かりやすく書かれていたり、読む人の興味をかき立てるようなワードが並んでいたりします。
書店などに本や雑誌が並べられている場合、表紙は一番目立つ部分といえるでしょう。
巻頭と表紙の違い
巻頭は書物の最初の部分になりますが、表紙とは全く異なります。
表紙は書物の中身ではなく、外装に該当します。
また、本には目次がある場合もありますが、目次も巻頭にはなりません。
巻頭はその本の中身の最初の部分です。
エピグラフと呼ばれる引用や句、詩などが書かれている場合もありますが、エピグラフは巻頭に該当します。
それから表紙は本の中身ではなく外装なので、中身を保護する意味もあります。
そのため材質が異なっており、表紙の方が丈夫な紙でできていることが多いです。
まとめ
巻頭は本や雑誌の中身の最初の部分で、表紙は本や雑誌の外装部分になります。