「こちらこそ」と「むしろ」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「こちらこそ」と「むしろ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こちらこそ」とは?
「こちらこそ」は、「こちら」と「こそ」に分けることができます。
「こちら」の意味は、自分自身。
つまり、話し手自信。
または相手側。
つまり、話し手側になります。
「こそ」は、他の言葉を強調するものになります。
そこから、「こちらこそ」は、相手からの言葉に対し、自分からも同じことを伝えようと思っていたこと。
自分から相手に伝えるべきだったこと。
といった意味になります。
「こちらこそ」の使い方
「こちらこそよろしくお願いします」や「こちらこそお世話になりました」などといった形で用いられます。
「むしろ」とは?
「むしろ」とは、AとBの2つを比べた際にAよりもBを選ぶ。
また、AよりもBの方が良い。
といった意味を持ちます。
こちらの方が望ましい。
こちらの方が良い。
そんな意味が「むしろ」にはあります。
「むしろ」の使い方
「むしろ、こちらの商品をお勧めします」や「むしろ、この方が良いと思います」などといった形で用いられます。
「こちらこそ」と「むしろ」の違い
「こちらこそ」は、相手からの言葉に対し、自分からも同じことを伝えようと思っていたこと。
自分から相手に伝えるべきだったこと。
「むしろ」は、AとBの2つを比べた際にAよりもBを選ぶ。
また、AよりもBの方が良い。
といった意味になります。
このように、全く異なる意味を持つ言葉になります。
「こちらこそ」の例文
・『こちらこそ申し訳ございません』
・『こちらこそお世話になりました』
・『こちらこそ大変うれしかったです』
・『こちらこそ感謝しております』
「むしろ」の例文
・『むしろ弟の方がしっかりしているようです』
・『むしろこれからが受験の本番です』
・『むしろ今回の出来事は追い風になったようです』
・『ケーキよりむしろ和菓子の方が好みです』
まとめ
異なった意味を持つ言葉になるため、適切に用いる必要があります。