「マルチキャスト」と「ブロードキャスト」の違いとは?分かりやすく解釈

「マルチキャスト」と「ブロードキャスト」の違いとは?違い

「マルチキャスト」「ブロードキャスト」はそれぞれ何を意味しどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「マルチキャスト」「ブロードキャスト」の違いを解説します。

「マルチキャスト」とは?

「マルチキャスト」とは、「ネットワーク上の複数の端末に対し同時に同じデータを送信すること」を意味する言葉です。


「マルチキャスト」の使い方

一般的には複数のコンピューターを組み合わせて構成されたコンピューターネットワークの用語として用いられる言葉で、それぞれの装置に対し同じデータを同時に更新する仕組みを出します。

データの送信先はネットワーク上の端末の中で特定の端末のみを指定します。

1つのデータを同じタイミングで送信するのでタイムラグはありません。


「ブロードキャスト」とは?

「ブロードキャスト」とは、「1つのデータを複数の相手に対して送信すること」を意味する言葉です。

「ブロードキャスト」の使い方

データを個別にやり取りするのではなく1つのデータを複数の相手に対して同時に送信する仕組みを指します。

送信対象はネットワークに接続している端末全て、もしくは受信可能な装置を持つ不特定多数の相手に対して送信する仕組みを指す言葉です。

「マルチキャスト」と「ブロードキャスト」の違い

「マルチキャスト」「ブロードキャスト」の違いは「データの送信先」です。

「マルチキャスト」は指定した複数の相手にデータを送信するのに対し「ブロードキャスト」は送信対象を指定せずネットワークに接続している端末全て、もしくは不特定多数の相手に送信します。

ネットワークに接続している端末の中で有料会員にのみデータを配信する有料放送は「マルチキャスト」で、テレビ放送のように不特定多数の相手全てにデータを送信するシステムが「ブロードキャスト」と区別します。

まとめ

「マルチキャスト」「ブロードキャスト」はデータの送信対象の違いで区別されます。

混同しやすい言葉なので意味を正しく理解して使い分けましょう。

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