この記事では、「空想癖」と「妄想癖」の違いについて紹介します。
空想癖とは?
空想癖とは、実際にはありもしないことや起こりそうもないことを色々と想像する癖のことをいいます。
現実の世界とは全く異なる異世界を思い描く場合もありますし、もし宝くじに当たったら何をするかなど現実世界に近い想像をする場合もあります。
人は誰でも空想をすることはありますが、しょっちゅう空想の世界に浸っている人は空想癖があるといえるでしょう。
空想癖がある人にはクリエイティブな仕事をしている人も多く、芸術家や作家などにも多いといわれています。
妄想癖とは?
妄想癖とは、妄想する癖があることをいいます。
妄想は根拠のないことに想像を膨らませることで、精神医学の用語としても使われています。
「妄想にふける」といった使い方をします。
妄想癖がある場合、全く事実ではないことも事実と信じてしまったりします。
例えば、職場の同僚が会話をしながら笑っている様子を見て、自分の悪口を言っていると思い込んでしまうことがあります。
被害妄想と呼ばれるもので、妄想の中では一般的なタイプになります。
空想癖と妄想癖の違い
空想癖も妄想癖も、事実ではないことをあれこそれ想像することが多いことをいいます。
空想癖の場合、頭の中で思い描いていることが現実のことではないと認識しています。
妄想癖の場合には、頭の中で思い描いていることと現実の区別がついていないことがあります。
特に精神医学の用語として使われる妄想は、根拠もなく不合理なことを事実と確信していることを表しています。
日常会話で使われる妄想の場合、事実ではないと認識していることもあります。
また、妄想にはネガティブなニュアンスが含まれています。
まとめ
空想癖は頭の中で想像したことと現実は違うと認識していますが、妄想癖の場合には頭の中で想像したことと現実が一緒になっていることがあります。
