「継続雇用制度」と「再雇用制度」の違いとは?分かりやすく解釈

「継続雇用制度」と「再雇用制度」の違いとは?違い

この記事では、「継続雇用制度」「再雇用制度」の違いを分かりやすく説明していきます。

「継続雇用制度」とは?

「継続雇用制度」とは定年を迎える高齢の雇用者を定年後にも引き続き雇用するための制度です。

企業が高齢者を長く使うために作られた制度ではなく、定年を迎えるけれどお金が心許ないから働きたい、その仕事が好きだから動ける間は続けたいという、定年後にもまだ働くことを希望している人に働いてもらうための制度になります。

一度定年退職してから違う契約内容でを雇用契約する場合と、今まで通りの雇用契約を定年後も延長する場合がありますがどちらも「継続雇用制度」です。


「再雇用制度」とは?

「再雇用制度」とは定年を迎えた高齢の雇用者を一度定年退職させ、その後改めてまた雇用契約を結ぶという「継続雇用制度」です。

一度定年退職しているので退職金が出ますが、雇用契約が結び直されるのでそれまでの雇用契約とは契約内容が変わることになるでしょう。

多くの場合で負担が少ない働き方になる代わりに給与は低くなります。


「継続雇用制度」と「再雇用制度」の違い

「継続雇用制度」「再雇用制度」の違いを、分かりやすく解説します。

働き続けたいと希望する定年者を定年後も継続して雇用するための制度が「継続雇用制度」で、その中でも一度定年退職させてから再度雇用契約を結ぶものが「再雇用制度」です。

「継続雇用制度」には定年退職させずに同じ雇用契約のまま働き続けてもらうタイプもありますが、「再雇用制度」は必ず一旦定年退職させた後に雇用契約の内容を変えた上で再び雇用し直します。

まとめ

定年後も働き続けたいという人に続けて働いてもらうための制度が「継続雇用制度」で、その中でも定年退職してもらいまた雇用し直すタイプが「再雇用制度」です。

定年後も働き続けたいという雇用者のために「継続雇用制度」を採用している企業も増えていますが、それが「再雇用制度」なのか定年退職を経ずに雇用を続けるのかは企業によって違うので、定年後も働き続けたいなら人事部などにどうなっているか聞いておくべきでしょう。

違い
違い比較辞典