「直属の上司」という言い方を良く聞きます。
意味としては、自分を直接見てくれている上司という意味で使われているようですが、この時の「直属」は他の場合とちょっと使い方が違う気がします。
それでは、この「直属」とはどういう意味でしょうか。
また、「所属」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「直属」と「所属」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直属」とは?
「直属」とは、文字通り、「直に所属している」という意味の言葉で、ニュアンスとしては、間に何かが挟まっていないというものです。
一般的には「直属では無い」組織が別にあることが前提となっています。
「所属」とは?
「所属」とは、文字通り、「属する所」という意味で使用される言葉で、特に会社の組織やグループのチームの一員であるという状況を示すのに使われます。
「直属」と「所属」の違い
「直属」と「所属」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、何かに属している、つまり所属しているという場合に使われる言葉であるという部分においては同じですが、使用されるシチュエーションが割と明確に違います。
つまり、その組織と自分との関係がダイレクトなのが「直属」であり、ダイレクトで無い場合も含むのが「所属」です。
この違いは以下のような例で理解できます。
すなわち、「営業部」という部署があり、その下に「営業三課」があったとして、「営業三課」に「所属」する社員にとっては「営業部」は2つ上になります。
一方、どの課にも所属せず、「営業部」に所属している社員は、「営業部」に「直属」ということになります。
まとめ
この記事では、「直属」と「所属」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、ダイレクトかダイレクトでない場合があるかの違いと説明しましたが、よく考えると、「直属の上司」という言い方は変であることが分かります。
これは本来の意味からすれば「上司に直属の私」が正しいのではないでしょうか。