この記事では、「部分」と「箇所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「部分」とは?
「部分」は「ぶぶん」と読みます。
意味は「全体をいくつかに分けたものの1つ」です。
ある物に含まれる、特定の範囲を表し、他との明確な境界がない場合もあります。
「部分」の言葉の使い方
「部分」は名詞として「この部分・その部分・あの部分」「大部分」「部分的」などと使われます。
「部」は「分ける」「分けたもののひとつひとつ」「組織上の区分」「新聞や書物などの分量や冊数」という意味、「分」は「幾つかに切り離す」「別々にする」という意味、「部分」で「全体を幾つかのまとまりに切り離したもののひとつひとつ」になります。
「箇所」とは?
「箇所」は「かしょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「現在問題になっているところ」という意味です。
2つ目は「〇箇所と数値を表す語に付き、特定の位置の数を表す」という意味です。
「箇所」の言葉の使い方
「箇所」は名詞として「間違っている箇所」「一箇所」「数箇所」などと使われます。
「箇」は「物を数えるのに用いる語」「ものごとを一つ一つ指す語」という意味、「所」は「ところ」「ありか」という意味、「箇所」で「幾つかある中のひとつのところ」になります。
「部分」と「箇所」の違い
「部分」は「全体を幾つかのまとまりに切り離したもののひとつひとつ」です。
「箇所」は「幾つかある中のひとつのところ」です。
「部分」の例文
「部分」の例文は以下の通りです。
・『最後の部分で人を泣かせるスピーチをする』
・『ものごとは一部分だけ見て判断できない』
・『この文章には曖昧な部分がある』
「箇所」の例文
「箇所」の例文は以下の通りです。
・『アンケートの空欄箇所を埋める』
・『通学路の危険箇所を指摘する』
・『訂正箇所を相手に知らせる』
まとめ
今回は「部分」と「箇所」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。