「再現」と「復元」の違いとは?分かりやすく解釈

「再現」と「復元」の違いとは?違い

この記事では、「再現」「復元」の違いを分かりやすく説明していきます。

「再現」とは?

物事がもう一度現れること、物事をもう一度現すことという意味です。

「再」という漢字には、ふたたび、もう一度、くりかえすという意味があり、「現」という漢字には、あらわれる、あらわすという意味があります。

このことから「再現」には、もう一度現すという意味があることがわかります。

資料を調べたり、遺跡を調べたりすることで、昔の人がどのようなものを食べていたのかをある程度知ることができます。

昔の人が食べていたであろうものを、現代で作ってみました。

それを「料理を再現する」といいます。

以前に何かがあり、そのものがもう一度現れることを意味する言葉です。


「復元」とは?

元の形や位置に戻すこと、また戻ることという意味です。

「復」という漢字には、もどる、もどす、「元」という漢字には、はじめという意味があります。

このことから「復元」には、はじめの状態に戻る、戻すという意味があることがわかります。

恐竜の化石を発掘したとします。

恐竜の形そのままの状態で化石を掘り出すことは難しく、バラバラな状態で出てきます。

骨がそろい、それを組み立てると、もとの形になります。

このさまを「復元」といいます。

戻す、戻るという意味が含まれているので、何かは一度失われています。

恐竜の化石の例でいえば、形が一度失われています。


「再現」と「復元」の違い

「再現」「復元」の違いを、分かりやすく解説します。

「再現」はもう一度現すことです。

昔の人が住んでいたであろう家をもう一度作ってみるなどをいいます。

一度失われた形を元通りにするという意味ではありません。

「復元」は、元の形や位置に戻すこと、戻ることです。

形や位置についてをいう言葉です。

そこになかったものを現すことではありません。

まとめ

「再現」はもう一度現すこと、「復元」は元の形や位置に戻すことで、それぞれ意味が異なります。

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