「なんだか」と「何と無しに」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「なんだか」と「何と無しに」の違いとは?違い

この記事では、「なんだか」「何と無しに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なんだか」とは?

自分でも理由が分からない感覚を表す言葉です。

なんだかとは、原因・理由などがよくわからないさまを意味します。

例えば、「なんだか寂しい」「なんだか気分が上がらない」「なんだか素敵な話ですね」などのように使います。

この場合、「なんだか」の後には無意志性の感覚的な内容が述べられます。

また、「何がなんだか分からない」「何がなんだかさっぱり」などは慣用表現として用いられます。


「何と無しに」とは?

意識しないでも気持ちがそちらに向くさまを表す言葉です。

何と無しとは、事物の状態や雰囲気などが、それと限定されないさまを意味します。

例えば、「空のけしきの、何と無しにすずろにをかしきに」「何と無しに佐殿を見奉り」などのように使います。

この場合、「何と無しに」の後には意志的な動作や感情が述べられます。

また、「何とはなしに」という言い方もありますが、意味は同じです。


「なんだか」と「何と無しに」の違い

「なんだか」「何と無しに」の違いを、分かりやすく解説します。

「なんだか」「何と無しに」の違いは、前者は自分でも理由が分からない感覚を表し、後者は意識しないでも気持ちがそちらに向くさまを表すという点です。

また、「なんだか」の後には無意志性の内容が来るのに対し、「何と無しに」の後には意志性の内容が来るという点も異なります。

「なんだか」の例文

・『今日はなんだか気分が良い』
・『なんだか寂しいので、彼に電話することにした』

「何と無しに」の例文

・『何と無しに本を開いた』
・『彼は何と無しに窓から外を見た』

まとめ

「なんだか」「何と無しに」は、どちらもはっきりとした理由や目的がないことを表す言葉ですが、使い方には違いがあります。

「なんだか」は、自分でも理由が分からない感覚や気持ちを表すときに使います。

その一方で、「何と無しに」は、自分でも理由が分からない行動や様子を表すときに使います。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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