この記事では、「学務」と「教務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学務(がくむ)」とは?
「学務」とは、「学校や教育に関する事務一般」という意味を表す言葉です。
「学務」の類義語には「公務(こうむ)」や「国務(こくむ)」、「政務(せいむ)」や「法務(ほうむ)」、そして、後述する「教務(きょうむ)」などがあります。
「学」は「まなぶ」や「研究する」、「まなぶ人」という意味のほか、「教育の機関や施設」という意味が含まれる漢字です。
「学務」の使い方
「学務」は名詞として使われています。
「教務(きょうむ)」とは?
「教務」には以下の意味が含まれています。
・「学校における授業に関係する事務」
・「宗教における宗教上の事務」
「教務」の類義語には、先述した「学務(がくむ)」をはじめ、「宗務(しゅうむ)」や「会務(かいむ)」、「社務(しゃむ)」や「労務(ろうむ)」などがあります。
「教」は「おしえる」や「おそわる」、「おしえ導く」などの意味が含まれる漢字です。
「教務」の使い方
「教務」は名詞として使われています。
「学務」と「教務」の違い
「学務」と「教務」はいずれも「学校や授業に関する事務」という意味が含まれているため、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「学務」の例文
・『私の父はむかし学務部長を務めていたことがある』
・『今月の学務委員会ではあだ名にかんする議題が挙げられた』
「教務」の例文
・『彼は功績を認められて、教務主任へと任命された』
・『授業の効率化を図る工夫が教務委員会が話し合われた』
まとめ
・「学務」とは、「学校や教育に関する事務一般」という意味を表す言葉です。
・「教務」とは、「学校における授業に関係する事務」や「宗教における宗教上の事務」という意味を表す言葉です。
・「学務」と「教務」にはいずれも「学校や授業に関する事務」という意味が含まれているため、2語は類義語の関係に当たると言えます。