「ちゃんぽん麺」と「焼きそば麺」はどちらも特定の麺料理に使う専用の麺です。
それぞれどのような特徴がある麺で何が違うのでしょうか。
今回は、「ちゃんぽん麺」と「焼きそば麺」の違いを解説します。
「ちゃんぽん麺」とは？
「ちゃんぽん麺」とは、「長崎ちゃんぽんで使われている太くてまっすぐな麺」のことです。
「ちゃんぽん麺」の使い方
太めの麺と肉や野菜などの具材をスープで煮込んで作る長崎のご当地料理を「長崎ちゃんぽん」といいます。
ボリュームたっぷりで食べごたえ十分ながらあっさりとした味わいが特徴で全国チェーンのお店もある人気料理です。
長崎ちゃんぽんでは一般的なラーメンよりも太い独特の麺を使います。
煮込んでも崩れないように2mm程度の太さに作られていて製造時にかんすいではなく唐あくを使うちゃんぽん専用の麺が「ちゃんぽん麺」です。
「焼きそば麺」とは？
「焼きそば麺」とは、「焼きそばで使う麺」のことです。
「焼きそば麺」の使い方
中華麺に豚肉やキャベツなどの具材を混ぜて鉄板で焼き炒めソースで味付けをして作る料理を「焼きそば」といいます。
焼きそばを作るのに使う専用の麺が「焼きそば麺」です。
一般的な「焼きそば麺」はラーメン用の中華麺を蒸して作ります。
地域によって違いはありますが一般的なものはやや細めでソースがよく絡むよう縮れがかかっています。
「ちゃんぽん麺」と「焼きそば麺」の違い
「ちゃんぽん麺」と「焼きそば麺」の違いは「太さ」と「かんすい」です。
「ちゃんぽん麺」の太さは2mm程度で太めなのに対し「焼きそば麺」は1. 5mmで標準的な太さです。
中華麺は製造時にかんすいを入れる事で独特の風味と歯ごたえが生まれ「焼きそば麺」は一般的な中華麺と同じくかんすいを使いますが「ちゃんぽん麺」はかんすいを使わず代わりに唐あくを使います。
炭酸ナトリウムを主成分とするかんすいに対して唐あくには炭酸ナトリウムと炭酸カリウムが含まれており歯切れの良い独特の食感を生み出します。
まとめ
「ちゃんぽん麺」と「焼きそば麺」では太さと食感が全くの別物です。
それぞれの料理に最適化された専用の麺なので料理に合わせて使い分けましょう。
