「保母」と「保育士」の違いとは?分かりやすく解釈

「保母」と「保育士」の違いとは?違い

この記事では、「保母」「保育士」の違いについて紹介します。

保母とは?

保母とは以前使われていた名称で、保育園などで子どもを預かり保護者の代わりに保育を行う職業のことをいいます。

保母は1948年に誕生した資格で、昔は保母さんと呼ばれて親しまれていました。

1999年に児童福祉法が改正され、保育士という名称に変更されます。

そのため現在は、保母という名称は使われていません。

以前は、児童福祉施設で児童の保育に従事する女子のことを保母と呼ぶと定義されていました。

その頃は女性が就く仕事だったので、保母という名前が付けられました。

その後、男性も保育の仕事を行うことができるようになり、保父という名称も生まれました。

そして、男女の区別をなくそうということで、保育士という名称に切り替えられたのです。


保育士とは?

保育士とは、保育を必要とする子どもを預かり保護者に代わって保育を行う職業のことをいいます。

子ども達の身の回りの世話をしたり、基本的な生活習慣を身に着けるのをサポートしたりします。

また、年齢に応じた遊びを取り入れたり、運動や音楽、工作といった幼児教育を行うこともあります。

保育士として働くためには、保育士資格を取得する必要があります。

保育士資格は国家資格で、養成課程のある学校を卒業したり保育士試験に合格したりすることで得ることができます。


保母と保育士の違い

保母は1999年まで使われていた名称で、保育士は1999年以降使われている名称です。

仕事の内容は基本的に同じです。

保母は女性だけで、男性の場合には保父といいます。

保育士は男女の区別なく使える名称なので、男性であっても女性であっても保育士と呼ばれています。

保母資格を持っている場合、そのままでは保育士として働くことはできません。

所定の手続きをして保育士登録をすれば、働くことができます。

まとめ

保母は1999年まで使われていた名称で、それ以降に使われているのは保育士です。

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