「羽化登仙」と「壺中之天」の違いとは?分かりやすく解釈

「羽化登仙」と「壺中之天」の違いとは?違い

この記事では、「羽化登仙」「壺中之天」の違いを分かりやすく説明していきます。

「羽化登仙」とは?

羽化登仙は、うかとうせんと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、身体に羽が生えて来るという意味を持っている羽化の漢字に、天に登って仙人になる事といった意味を有する登仙の漢字を付け足す事により成立した言葉となっています。

だからこそ羽化登仙は、酒に酔う等して心地よい気分になる事を表すのです。


「羽化登仙」の言葉の使い方

羽化登仙は、酒等に酔う事で天に登るみたいな心地良い気持ちになるという意味で、使われる言葉となっています。

つまりは、まるで仙人になって天まで登る様な心地良さを味わっている様に対して使用される言葉です。


「壺中之天」とは?

壺中之天は、こちゅうのてんと読むのが正しい読み方となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、つぼの中という意味の壺中の文字に、のという意味がある之の漢字を加え、神が住む場所といった意味を所有する天の文字を足す事によって完成した言葉です。

以上の事から壺中之天は、酒を飲む事で俗世間を忘れるとか、現世とは違う別世界を示します。

「壺中之天」の言葉の使い方

壺中之天は主に、酒を飲む事により世間の事を忘れる、という意味で用いられる言葉です。

他にも現世とは違う別の世界とも言える理想郷という意味でも、この壺中之天は使用されたりします。

「羽化登仙」と「壺中之天」の違い

羽化登仙と壺中之天の漢字表記を見比べると、使用されている漢字も読み方も全然違っている言葉同士です。

所が共に、酒に酔って世間を忘れて心地良くなる、といった同じ意味を持っています。

ただし壺中之天はその他にも、世間とは違う別世界を指し示す言葉としても用いられているのです。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも、酒に酔う事で俗世間を忘れて良い気分になる、という同じ様な意味合いを持つ言葉同士となっています。

ですが壺中之天は、俗世間とは別の理想郷といった意味も示すのです。

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