この記事では、「迂余曲折」と「曲折浮沈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「迂余曲折」とは?
迂余曲折は、うよきょくせつと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、道がくねって曲がっている様子といった意味を持っている紆余の漢字に、曲がって折れるという意味を有する曲折の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ迂余曲折は、道や川が曲がりくねっている事や、事情が複雑で解決に手間取るといった意味を表すのです。
「迂余曲折」の言葉の使い方
迂余曲折は、主に事態が込み入っていて解決するのに苦労する、といった意味の言葉として使われています。
何らかの問題は解決したものの、そこに辿り着くまで手間取った、という意味であるため、迂余曲折を経て、といった表現を良く見掛ける事が出来る言葉です。
「曲折浮沈」とは?
曲折浮沈は、きょくせつふちんと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、折れて曲がる等の意味の曲折の文字に、浮き沈みといった意味がある浮沈の文字を加える事により完成した言葉です。
以上の事から曲折浮沈は、複雑に絡み合っているため事情や状況の解決に苦戦する事を示します。
「曲折浮沈」の言葉の使い方
曲折浮沈は、複雑な状況や事情を解決するのに苦労する、といった意味合いの言葉として用いられているのです。
事態等が込み入っていて複雑であるため、解決に手間取ってしまうという意味の言葉として使われる事が多くなっています。
「迂余曲折」と「曲折浮沈」の違い
紆余曲折と曲折浮沈は、曲折という漢字が共通しているだけでなく、どちらも込み入った事情や事態であるため解決に苦労する、といった同じ意味を表す言葉同士です。
そのため類義語として扱う事が出来ますが、紆余曲折の方が一般的に使われる事が多くなっています。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字が使用されている上に、込み入って複雑な事情で解決に手間取るといった同じ意味を指し示す言葉同士です。
ですが曲折浮沈よりも、紆余曲折の方が一般的な言葉であるため、迷ったら紆余曲折を用いた方が相手に意味が伝わり易いと言えます。