注目を集める場所を表す言葉として「ランドマーク」と「観光スポット」があります。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「ランドマーク」と「観光スポット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ランドマーク」とは?
「ランドマーク」とは、「そのエリアにおいて目印になる特徴的な建物や場所」を指す言葉です。
ある地域においてとてもよく目立ち移動する際に目印として使える特徴的な建物や場所を指します。
本来は地理が判明していない未開の地で行動する時に迷わず戻るためにつけておく目印を指す言葉です。
地図を読むときや方角を確認する時に使えるような他の建物と区別しやすいよく目立つ構造物に対して用いる表現です。
「観光スポット」とは?
「観光スポット」とは、「旅行者が訪れて見たり遊んだりするのに向いている場所」を指す言葉です。
娯楽や保養など楽しみのために普段暮らしている土地とは別の土地を見て回ることを「観光」といいます。
綺麗な景色や豊かな自然、楽しめる施設など見て回るのにふさわしい観光に適した場所を表す言葉が「観光スポット」です。
「ランドマーク」と「観光スポット」の違い
「ランドマーク」と「観光スポット」の違いを、分かりやすく解説します。
「ランドマーク」と「観光スポット」の違いは「価値」です。
「ランドマーク」は地理的に目印として使える場所を指し「観光スポット」は観光に適した場所を指します。
どちらもエリアの中では特徴的な場所ですが「観光スポット」は珍しいものが見られたり遊べたりなど観光する価値があるのに対し「ランドマーク」は目印としての価値がある、という違いがあります。
例えば市内で一番大きな建物が市役所だった場合はよく目立ち目印として機能するので「ランドマーク」に当たりますが、観光しても面白くないので「観光スポット」ではありません。
「ランドマーク」の例文
・『あのビルは地域のランドマークになっている』
・『スカイツリーは東京のランドマークだ』
「観光スポット」の例文
・『観光スポットを見て回る』
・『連休なので観光スポットは混雑している』
まとめ
「ランドマーク」と「観光スポット」では場所の価値が全く異なります。
重複することが多いため混同されがちですが本来は全く別のものなので正しく区別してください。
