「渋る」と「思惑う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「渋る」と「思惑う」の違いとは?違い

この記事では、「渋る」「思惑う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「渋る」とは?

渋るとは、気が進まない様子を見せることをいいます。

「返事を渋る」とか「貸し渋る」といった使い方をします。

やりたくないという気持ちがあり、嫌がってなかなか実行しないことを表しています。

また、渋るには物事がすらすら進まなくなるとか円滑に進まなくなるといった意味もあります。

その場合、「筆が渋る」といった使い方をします。


「思惑う」とは?

思惑うは、あれこれと考えてどうしたらいいのか分からなくなることをいいます。

判断がつかずに思い迷うことで、「思惑う」と書いて「おもいまどう」と読みます。

不本意なことや不確実なことをするのに躊躇う様子を表しています。


「渋る」と「思惑う」の違い

渋るは気が進まない様子を見せることで、思惑うはあれこれと考えてどうしたらいいか分からなくなることです。

渋るにはやりたくないという気持ちが表れていますが、思惑うには迷う気持ちが表れています。

また、渋るは物事が円滑に進まなくなることを表す場合もあります。

「渋る」の例文

・『彼女が飲み会への参加を渋るのは、参加費用が高いからだと思います』
・『保育園に入園した頃は登園を渋ることが多かったが、今は楽しそうに通っています』
・『彼は自分の趣味にはお金を使うけれど、子どもの教育費は出し渋るのでとてもがっかりしました』

「思惑う」の例文

・『思惑ううちに時間ばかりが過ぎていきます』
・『彼女が思惑うのは、このまま結婚生活を我慢して続けるべきか思い切って離婚すべきかということです』
・『投資を始めたが思惑うことが多くて自分には向いていないと思いました』

まとめ

渋るは気が進まない様子を見せることで、思惑うはあれこれと考えてどうしたらいいか分からなくなることです。

やりたくないという気持ちが表れているのが渋るで、迷う気持ちが表れているのが思惑うです。

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