この記事では、「オモダカ」と「クワイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オモダカ」とは?
「オモダカ(面高・沢瀉・澤瀉)」とは、オモダカ科オモダカ属に分類されている多年草の水生植物のことを言います。
「オモダカ」は水田や湿地などに自生していて、草丈は80㎝程度です。
「オモダカ」は雌雄同株で、開花時期は7月〜10月頃に総状花序の白色の花が咲きます。
「オモダカ」は全草が薬用に用いられています。
「クワイ」とは?
「クワイ(慈姑)」とは、オモダカ科オモダカ属に属している「オモダカ」の栽培変種のことを表しています。
「クワイ」の原産は中国で、日本では江戸時代から栽培されていたと言われています。
「クワイ」の草丈は110㎝〜125㎝くらいです。
葉は単子葉で、長さは30㎝程の矢尻形をしています。
「クワイ」は雌雄異株で、円錐花序の白色の花が咲きます。
日本では塊茎がおせち料理などに用いられています。
野菜としての旬は、11月〜翌年の4月頃までです。
「オモダカ」と「クワイ」の違い
「オモダカ」と「クワイ」の違いを、分かりやすく解説します「クワイ」は「オモダカ」の栽培品種で、塊茎が食用になっています。
「オモダカ」と「クワイ」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「オモダカ」の別称には、「ハナグワイ(花慈姑)」、「イモグサ」などがあります。
また、「オモダカ」の英語表記は「Arrowhead」、「Threeleaf arrowhead」などになります。
そして、「クワイ」には、「エンビソウ(燕尾草)」、「田草」などの別名があります。
さらに、「クワイ」は英語で「Threeleaf arrowhead」、「Chinese arrowhead」などと表記します。
今回は「オモダカ」と「クワイ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「オモダカ」と「クワイ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。