この記事では、「気にしない」と「気にしてない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気にしない」とは?
「気にしない」は「くよくよしない」や「思い煩(わず)わないこと」、「失敗などを気にして思い悩まないこと」を意味する言葉です。
「気にしてない」とは?
「気にしてない」は「思い煩っていないこと」や「失敗などを気にして思い悩んでいないこと」を意味する言葉です。
「気にしない」と「気にしてない」の違い
「気」には「生命や意識、心などの状態や働き」や「天地に生じる自然現象、空気、大気、水蒸気などの気体」、「辺りに漂う雰囲気」や「心に感じる周囲の様子」、「ある物が持っている特有の香りや風味」などの意味が含まれています。
ここでは主に「気分」や「気持ち」というニュアンスを表しています。
「しない」は「あることを行わない」という意味を表す言葉です。
一方、「してない」は「していない」のい抜き言葉であり、「あることを行っていない」という意味を表します。
「思い悩まない」という意味を表すのであれば「気にしない」と表現するのが適切ですが、「思い悩んでいない」という意味を表す場合は「気にしていない」と表現するのが適切となります。
「気にしない」の例文
・『彼は失敗をいちいち気にしない性格なので、すぐに立ち直ることができる』
・『私はあまり周囲からの評価を気にしないようにしている』
・『大きな失敗をしても気にしないことはとても重要だ』
「気にしてない」の例文
・『彼女は親から色々と言われたようだが気にしてないようだ』
・『ミスをして迷惑をかけたことを彼に謝ったが、気にしてないから大丈夫と言ってくれた』
・『私は彼と彼女の間にどんなことがあったのかは全く気にしてない』
まとめ
「気にしない」は主に「思い悩まない」という意味を表し、「気にしていない」は主に「思い悩んでいない」という意味を表すということで、二語の間にはニュアンスに微妙な違いがあるということでした。