この記事では、「パイプファン」と「ダクトファン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「パイプファン」とは?
壁のパイプに送風機を直に繋げているのが「パイプファン」です。
羽根の形はプロペラ状で、比較的広くないトイレや廊下といった空間に取り付けられるもので、なかには人が通ると感知して動くものや、煙や湿度に反応して自動的に汚れた空気を吸い、外に出すといった機能性があるファンも出ています。
このように、様々な「パイプファン」が出ていて、主に換気扇のように壁へ取り付けて使うものが主流です。
小さく、カバーを取り付けてしまえばあまり目立たないのが利点であるため、階段や和室といった場所に取り付ける家もあります。
「ダクトファン」とは?
壁から出るパイプと天井の送風機が繋がっているのが「ダクトファン」です。
タービン状の羽根を採用しているため、家の外で強い風が吹いていても酷く影響せず、しっかり機能が動くのも魅力です。
天井埋め込み型である換気扇を指す言葉であり、人間の視野に入りにくく、出っ張りがないのですっきり取り付けられます。
よく取り付けられている場所は洗面所や風呂といった湿度が高く、カビが生えやすいところです。
仕組みとしては、天井の吸い込み口に上がってきた埃や煙をしっかり吸い込み、外に排出します。
「パイプファン」と「ダクトファン」の違い
「パイプファン」と「ダクトファン」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも室内の汚れた空気を外に出す機能性がありますが、正式名称をサイレントウェーブレットファンという「パイプファン」は、マンションや比較的新しい一戸建ての壁に直径10cmの穴を開けてそこにパイプを通し、外と中の換気する換気扇です。
内壁だけではなく、外壁にも穴を開けてパイプフードを取り付けます。
最近は、埃や煙などを吸い込んでも壁の面が汚れない商品や、掃除機で簡単に埃を吸い込んで掃除ができるフィルターが付いているものや、内部が掃除しやすいカバーが無いものまで揃うのも魅力です。
もう一方の「ダクトファン」は「パイプファン」よりもサイズが大きめで、天井に本体を埋め込み、煙や埃、蒸気を外に排出しては水周りを快適な状態にしてカビの繁殖を抑える働きがあります。
なかには静音で小型、それでいて強力な換気ができる商品も揃うのが魅力です。
まとめ
同じファンを指す商品ですが、大きさや形、取り付ける場所などに違いがあります。
メーカーのHPや資料、店舗などで比較してみるといいでしょう。