この記事では、「検討します」と「見当します」の違いを分かりやすく説明していきます。
「検討します」とは?
「検討します」の「検討」には、よく調べ考えること、種々の面から調べて良いか悪いかを考えること、といった意味があります。
つまり、「検討します」とは、よく調べ考えます、という意思表示となります。
主にビジネスシーンで用いられることが多く、取引先などから何か提案があった場合、すぐに答えを出すことができない際には「検討します」を用いる傾向があります。
また、この場合の「検討します」においては、前向きによく調べ考える意思とやんわりとお断りする意思の両方があります。
「検討します」を他の言葉で言い換えると「考査します」や「吟味します」「考えます」などになります。
「見当します」とは?
「見当します」の「見当」には、大体の方向、方角。
明確でない事柄について大体の予想をすること。
見込み。
とった意味があります。
言い換えれば、「推測」や「仮定」「予測」などになります。
一般的には「見当違い」や「見当外れ」「見当がつかない」などといった形で使用され、「見当します」といった形で使用することはありません。
「検討します」と「見当します」の違い
「検討します」と「見当します」の違いを、分かりやすく解説します。
「検討します」と「見当します」は、どちらも、「けんとうします」と読みます。
その結果、誤った使い方として使用されていることが多い「見当します」。
「見当」の意味を踏まえると、「見当します」といった使い方は不自然であり、「検討します」が正しい使い方となります。
「検討します」の例文
・『先輩より、検討しますと相手に言わせないセールストークを学びました』
・『ビジネスシーンにおいて、検討しますは、とても便利な言葉だと思います』
「見当します」の例文
・『見当しますという使い方はない』
・『見当しますは、検討しますの誤った言葉になります』
まとめ
以上のように、誤った使い方となるため注意が必要です。
