汎用商品と後発商品の違い!?
この記事では、伊藤園「熟トマト」と「理想のトマト」の違いを分かりやすく説明していきます。
伊藤園「熟トマト」とは?
野菜飲料部門で好調なセールスを挙げた伊藤園が市場拡大でトマトジュース分野に参入。
『カゴメ』『デルモンテ』社と対抗する主力商品に該当します。
濃縮トマト還元100%、砂糖、塩不使用のいわゆる普通のトマトジュース。
かつてはトマト四個分のリコピンを全面に打ち出していましたが、現在では完熟トマトのリコピンを打ち出しています。
「理想のトマト」とは?
2011年5月16日発売に発売開始された伊藤園のキラーコンテンツとも言える商品です。
先行した「熟トマト」の売り上げを早々と越え、トマト飲料では同社のトップコンテンツ化。
GABAを加えた派生商品に加えて、同社の野菜飲料である“充実野菜”ブランドでもあり、注力されている商品だと言っていいでしょう。
「熟トマト」と「理想のトマト」の違い
「熟トマト」と「理想のトマト」の違いを、分かりやすく解説します。
「熟トマト」は濃縮トマト還元100%使用のいわゆる良くも悪くも普通のトマトジュースだと言っていいでしょう。
一方で「理想のトマト」は後発商品だけに違いが付与されたのは至極当然の話です。
特徴はトマトジュースに濃縮トマト汁を加えており、発売当初からフルーツトマトを思わせる甘みと濃厚なトマト感の演出に成功したと言っていいでしょう。
最後の方は容器内から出てこないほどの丸ごとトマト感が残った商品です。
ただしそれ故にコップ一杯分のカロリーは「熟トマト」の倍近くあり、リコピンも倍近く摂取できるもの糖質も倍以上となっています。
またセールス的な部分では「理想のトマト」が優勢。
上位はシェア50%を越える『カゴメ社』商品が並び、1商品の売り上げが図抜けた『デルモンテ』社を追う6〜7番手の存在になります。
まとめ
「熟トマト」の方が発売日が古く、完熟トマト100%使用のいわゆる普通のトマトジュースです。
「理想のトマト」はトマト飲料なのが大きく違う点で濃縮トマトジュースにトマト汁を加えたものでした。
後発商品なだけに既存のものとは差が付けられているのは至極当然。
甘さやトマト感は圧倒的なものがある反面、カロリーや糖質も倍近くになります。
汎用型トマトジュースと後発商品ならではのトマト感特化型トマトジュースと言えば違いがわかりやすいかもしれません。