「温風」と「熱風」の違いとは?分かりやすく解釈

「温風」と「熱風」の違いとは?違い

この記事では、「温風」【おんぷう】と「熱風」【ねっぷう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「温風」とは?意味

肌がほんのり温まる風を「温風」【おんぷう】といいます。

熱すぎず、ほどよい温かさがある風という意味があるのです。

この「温風」は部屋を温めて室内の温度を上げて過ごしやすくしたり、ほどよい温かな風で髪の毛を乾かすといったとき最適な温度を指します。

温風乾燥といえば、服が短時間のうちにしっかり乾かせる電化製品という意味になるわけです。


「熱風」とは?意味

肌に当てれば熱いと感じる風を「熱風」【ねっぷう】といいます。

ドライヤーのような人に当てる風ではなく、熱気ある風を指す言葉であり、じっと立っていられないほど気温が高く、太陽から強い日差しが照りつく灼熱の状態であるとき吹いてくる風を指すのです。

また、身近なところでは、暑い季節に車の窓をしめっきりにしておけば、ドアを開けたとき中からもあっとした「熱風」が出てきます。


「温風」と「熱風」の違い

ここでは「温風」「熱風」の違いを、分かりやすく解説します。

やんわりした肌が心地よさを感じる温かな風を「温風」と呼び、日常生活の中でもよく使う電化製品の機能として扱う言葉です。

「温風が顔に吹き付ける」といえば寒い季節に心地良い風が顔に吹き付けてくるといった状態を表せます。

もう一方の「熱風」は吹き付けるピリッとした痛さを感じる風を意味する言葉です。

「温風」の例文

・『温風が出る暖房機は、部屋の冷たい空気を暖める』
・『ずっと温風が肌に吹き付ければ乾燥する原因になる』

「熱風」の例文

・『熱風が全身に吹き付ける砂漠の暑さに歩けない』
・『これだけの熱風に長時間さらされると喉が渇いて気を失う』

まとめ

どちらも通常の温度よりも高い風を意味するものですが、温度の違いや使われているものに違いがありますので、自分なりに比較してみるといいでしょう。

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