この記事では、「屋上」と「屋根」の違いを分かりやすく説明していきます。
「屋上」とは?
「屋上」は「おくじょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「建物の最上部を覆った部分の更に上の場所」という意味です。
2つ目は「ビルなどで、建物の最上部で空に面している部分を平らにつくり、何らかの用途で利用できる様にした場所」という意味です。
「屋上」の言葉の使い方
「屋上」は名詞として「屋上に出る」「屋上菜園」「屋上テラス」などと使われます。
「屋」は「家」「住まい」「家の最上部の構造」という意味、「上」は「位置が高い方」「時間や順序が先」「価値や程度が優れている」という意味、「屋上」で「家の最上部より高いところ」になります。
「屋根」とは?
「屋根」は「やね」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「雨風、日差しなどを防ぐために、建物の最上部を覆っている構造物のこと」という意味です。
2つ目は「物の最上部に位置するもの」という意味です。
「屋根」の言葉の使い方
「屋根」は名詞として「屋根に上る」「屋根瓦」「屋根づたい」などと使われます。
屋」は「家」「住まい」「家の最上部の構造」という意味、「根」は「草だったので、おもととなるもの」という意味です。
昔の竪穴式住居では、地面に柱を立て、直接屋根までつなげる構造だったので、「根」が使われています。
「屋上」と「屋根」の違い
「屋上」は「家の最上部より高いところ」です。
「屋根」は「建物の最上部を覆っている構造物のこと」です。
「屋上」の例文
「屋上」の例文は以下の通りです。
・『商業ビルの屋上がビヤガーデンになっている』
・『病院の屋上で洗濯物を干す』
・『極狭住宅だが屋上にテラスがある』
「屋根」の例文
「屋根」の例文は以下の通りです。
・『屋根の瓦を修繕する』
・『猫が屋根の上にいる』
・『台風で建物の屋根が飛ばされる』
まとめ
今回は「屋上」と「屋根」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。