この記事では、「収まる」と「納まる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「収まる」とは?
収まるは、おさまると読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、取り入れるやおさめるといった意味を持っている収の漢字に、平仮名のまるを付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ収まるは、決まった枠の中に入るという意味を表すのです。
他にも問題が解決する事や、混乱した状態が元に戻るといった意味の言葉として使われているのです。
「納まる」とは?
納まるは、おさまると読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、おさめ入れるとか仕舞い込むといった意味がある納の漢字に、まるという平仮名を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から納まるは、金品が受け取られるといった意味を示します。
更にあるべき場所に入る事や、元の場所に落ち着く事、相応しい地位に就くといった意味にも利用されているのです。
「収まる」と「納まる」の違い
収まると納まるの文字表記を比較してみると、直ぐに最初の漢字が、収と納という違いがある事に気付けます。
所が後に続く文字は共に、平仮名のまるである上に、おさまると全く同じ読み方がされる言葉同士です。
加えて所有する意味も似ている部分がありますが、使い方の傾向に関して違いを見出す事も出来ます。
まず収まるは主に、決まった場所や元通りに落ち着くという意味を表す事が多い言葉です。
もう一方の納まるは、主に金品を受け取るといった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は共通する文字があるだけでなく、読み方も同じです。
その上、持つ意味合いも同じ所がありますが、用途に関して相違点を見付ける事が出来ます。
ちなみに収まるは、主に決まった場所や元の場所に落ち着くといった意味で使われているのです。
対する納まるは、金銭を受け取るといった意味合いで用いられる事が多くなっています。