この記事では、「大幅」と「極めて」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大幅」とは?
 程度や量が大きく変わることや、大きくずれることを表す言葉です。
 例えば、「大幅に値下げする」「大幅に予定が変更になる」「大幅に遅れる」などのように使います。
 この言葉は、主に変化や差異について言うときに使われます。
「極めて」とは?
 程度がはなはだしいさまや、この上なくという意味を表す言葉です。
 例えば、「極めて重要な問題」「極めて難しい試験」「極めて美しい景色」などのように使います。
 この言葉は、主に評価や感想について言うときに使われます。
「大幅」と「極めて」の違い
「大幅」と「極めて」の違いを、分かりやすく解説します。
「大幅」と「極めて」は、どちらも程度が高いことを表す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「大幅」と「極めて」という言葉の違いは、「大幅」は、変化や差異の大きさを客観的に表すのに対し、「極めて」は、程度の高さを主観的に表すという点にあります。
 また、「大幅」は、比較の対象が必要ですが、「極めて」は、比較の対象がなくても使えます。
 つまり、「大幅」と「極めて」は、どちらも程度が高いことを表しますが、「大幅」は変化の幅が大きいことに使われ、「極めて」は程度が最高レベルに達していることに使われるという違いがあります。
「大幅」の例文
 ・『この商品は売れないので大幅に値引きすることにした』
 ・『今日は雪の影響のせいか、電車が大幅に遅延した』
「極めて」の例文
 ・『この問題は極めて難しいが、私には解けるはずだ』
 ・『彼女の病状は極めて悪いが、きっと手術は成功すると信じている』
まとめ
「大幅」と「極めて」は、どちらも程度が高いことを表す副詞ですが、使い方やニュアンスが異なります。
「大幅」は、変化や差が大きいことを表します。
 数値や時間などによく使われます。
 その一方で、「極めて」は、程度が非常に高いことを表します。
 形容詞や形容動詞によく使われます。
 それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。



