物事を学ぶ時にも使う言葉には「研鑽」や「研修」があります。
この記事では、「研鑽」と「研修」の違いを分かりやすく説明していきます。
「研鑽」とは?
「研鑽」は「けんさん」と読む言葉であり、学問などを深く極めることを示す時に使います。
「研鑽」は学問以外にも知識を身に付ける時や、自分を磨く時にも使うことが可能です。
「自己研鑽」は自分自身を鍛えることを示す言葉であり、持っているスキルや知識を洗練させて有効に活用する目的で行われます。
「研鑽」の類義語には「切磋琢磨(せっさたくま)」があり、こちらは仲間と励まし合って学問などを磨き上げる時に使います。
「研修」とは?
「研修」とは仕事や業務に必要な知識や技術、スキルなどを学ぶことを示す言葉です。
「研修」は基本的に勉強会や講座に参加する形式で行われ、集団で学習して身に付けるのが特徴です。
「研修会」は企業内教育を示す意味と、将棋における組織を示す意味があります。
「研修」の類義語には「セミナー」がありますが、こちらは企業内教育以外にも様々な形式のものがあり個人でも参加することが可能です。
「研鑽」と「研修」の違い
「研鑽」は学問や自分の技術などを高めることや極めることを示す言葉です。
「研修」は仕事や業務に必要なスキルや技術、知識を身に付けるために行われる勉強会や講座を示す言葉です。
「研鑽」の例文
・『その武士は毎日厳しい研鑽しており、その腕に敵う者はこの周辺ではいないと言われています』
・『自己研鑽のために色々なセミナーに申し込みました』
「研修」の例文
・『新入社員時代に行った研修はかなり辛かったのですが、その時学んだ知識は今でも役に立っています』
・『研修会に参加しましたが講師の方がとても優しかったので、いい時間を過ごせました』
まとめ
「研鑽」は学問や技術を高めて極めることを示す言葉であり、「研修」は仕事や業務に必要なスキルや技術を身に付ける目的で行われます。
