この記事では、「ちょっと」と「やや」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちょっと」とは?
「ちょっと」は、物事の数量や程度、時間のわずかなさまを表す言葉です。
言い換えれば、「少し」や「少々」などになります。
「ちょっとの間」や「ちょっとの金」「ちょっとの時間」「ちょっと違う」などといった形で使用します。
また、行動が軽い気持ちで行われることも意味し、「ちょっとそこまで」などといった形で使用します。
そのほか、程度の大きさを意味する際には、「ちょっと名の知れた人」。
簡単に判断することができない際には、「ちょっとかわりません」などといった形でも使用します。
「やや」とは?
「やや」は、いくらかその傾向を帯びていることを意味します。
言い換えれば、「少しばかり」や「こころもち」などになります。
「やや熱い」や「やや安い」などといった形で使用します。
また、少しの間も意味し、「やや間をおいて」などといった形で使用します。
加えて、状況が少しずつ進むことも意味し、「しだいに」といった意味として「やや更け行く」などといった形で使用します。
「ちょっと」と「やや」の違い
「ちょっと」と「やや」の違いを、分かりやすく解説します。
「ちょっと」と「やや」は、どちらも、「少し」といった意味を持つ言葉です。
それぞれの言葉の丁寧さを比較した場合、「ちょっと」に比べ「やや」の方が丁寧な言い方になります。
また、使用用途にも違いがあり、物事の数量や程度、時間に使用される「ちょっと」に比べ、「やや」は程度の軽さに使用されることが多いといった違いがあります。
「ちょっと」の例文
・『ちょっとの間、留守にするため夫に子どもの面倒を頼みました』
・『疲れているので、ちょっと横になることにしました』
「やや」の例文
・『赤ちゃんには、やや熱い温度でした』
・『新入部員は昨年に比べ、やや増えそうで嬉しいです』
まとめ
以上のように、「ちょっと」と「やや」は似たような意味を持つ言葉でも使用用途に違いのある言葉になります。
