この記事では、「つかぬことをお聞きしますが」と「不躾なことをお聞きしますが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「つかぬことをお聞きしますが」とは?
「つかぬこと」には、これまでの話とは関係のないこと。
だしぬけのこと。
といった意味があります。
つまり、「つかぬことをお聞きしますが」とは、これまでの話とは関係ないことをお聞きしますがといった意味になります。
相手との会話の中で、今までの会話の内容と関係のないことを聞きたい際に前置きとして使用する言葉になります。
「不躾なことをお聞きしますが」とは?
「不躾」とは、礼を欠くこと、無作法なことを意味します。
つまり、「不躾なことをお聞きしますが」は、失礼なことをお聞きしますがといった意味になります。
聞き苦しいお金の話など、失礼だと分かったうえで聞きたいといった意思を伝える言葉として用います。
「つかぬことをお聞きしますが」と「不躾なことをお聞きしますが」の違い
「つかぬことをお聞きしますが」と「不躾なことをお聞きしますが」の違いを、分かりやすく解説します。
話の前置きとして使用する共通点がある2つの言葉。
前者は、これまでの話とは関係ないことを聞くといった前置きとして用い、後者は、失礼だとわかったうえで聞くといった前置きとして使用するといった違いがあります。
そのため、2つの言葉を同じ意味として使用することはできません。
「つかぬことをお聞きしますが」の例文
・『つかぬことをお聞きしますがと前置きをしてから本題に入りました』
・『つかぬことをお聞きしますが、お生まれはどこですか』
「不躾なことをお聞きしますが」の例文
・『不躾なことをお聞きしますがと伝えたうえで、お金の話を確認しました』
・『不躾なことをお聞きしますが、予算について教えてください』
まとめ
同じ前置きとして使用する言葉でも以上のような違いがあります。
そのため、使用する際には違いに注意する必要があります。