「顧客」と「消費者」の違いとは?分かりやすく解釈

「顧客」と「消費者」の違いとは?違い

この記事では、「顧客」「消費者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「顧客」とは?

「顧客」とは自分の企業と取引をしている人や集団、あるいはそういった関係になる可能性が見えている候補を指します。

物を売っているお店であれば実際に買い物をしてお金を払ってくれた人も、欲しい物がないかと商品を見て回っている人も「顧客」です。

また自分が機械の部品を作っているメーカーであれば、個人が相手ではなくその部品を使って機械を作るメーカーが「顧客」となるでしょう。

他にも清掃業者が実際に清掃を行う建物のオーナーなど、物を介すかサービスを介すかを問わずに企業が経済活動のために取引する相手が「顧客」となります。


「消費者」とは?

「消費者」とは商品やサービスに対してお金を支払いそれを利用する人です。

食べ物を買って食べる人のような文字通り消費する人はもちろん、エステでマッサージを受ける人やインテリアを買って部屋に飾る人など、無形のサービスを受ける人や目減りしない物を購入した人も含みます。

ただし他の企業から購入したもので他の何かを作ったり転売する人は「消費者」とは呼ばず、商品やサービスをそのまま利用する人だけが「消費者」です。


「顧客」と「消費者」の違い

「顧客」「消費者」の違いを、分かりやすく解説します。

企業から見て取引をする相手が「顧客」で商品やサービスをそのまま個人的に利用する人が「消費者」です。

「顧客」は商品やサービスを自分で利用する人も含みますが、他の人に売る何かを作るために購入する人も含みます。

また「顧客」は企業側の視点で人を指す言葉ですが、「消費者」は企業側からも企業と取引する側も関係ない第三者からみても使われる言葉です。

まとめ

企業から見れば商品やサービスを利用したり購入する相手は全部「顧客」ですが、自分が商売をするために物を購入する人や組織は「消費者」ではありません。

自分が買って誰かへの贈り物にすることも含めて自分が使うためにお金を払う人だけが「消費者」になります。

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