「気になさらず」と「気にしないで」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気になさらず」と「気にしないで」の違いとは?違い

この記事では、「気になさらず」「気にしないで」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「気になさらず」とは?

大丈夫かと落ち着かない相手に対して気を使う気持ちを伝える言葉が「気になさらず」【きにならさず】です。

例としては、客が机の上を汚したとき「大丈夫です」という気持ちを込めて、相手の不安を取り除くとき使うのです。

職場では取引先に対して「お気になさらず話を進めてください」と敬語で伝える場合に、より丁寧な敬語として使われています。


「気にしないで」とは?

軽い口調で相手のことを気にする必要性はないという気持ちを伝えるとき「気にしないで」【きにしないで】といいます。

それほどたいしたことではないので、心配する相手に落ち着いて欲しいと気持ちを伝えるとき使うわけです。

例えば、お菓子を渡す際に誤って膝の上に落として心配する相手に「大丈夫」と伝えたり、書類を探していてやっと見つかったとき謝ってくる者の気持ちを落ち着かせます。


「気になさらず」と「気にしないで」の違い

「気になさらず」「気にしないで」の違いを、分かりやすく解説します。

それほど心配する状況ではないので、落ち着いて欲しい気持ちを丁寧に伝える言葉が「気になさらず」です。

もう一方の「気にしないで」「気になさらず」を軽い口調で伝える場合に使います。

どちらも意味に違いはありませんが、客や取引先といった相手に対して丁寧に伝えるときは「お」を付けて「お気になさらずに」と伝えて、親しい人や部下には「気にしないで」と心配はいらないと安心させるのです。

「気になさらず」の例文

・『お気になさらず、そのまま会話を続けてください』
・『どうぞお気になさらず、練習に集中してください』

「気にしないで」の例文

・『たいした怪我ではないので、気にしないでください』
・『彼の背は低く、学歴もないが気にしないで結婚した』

まとめ

「気に」というところは同じ言葉ですが、「なさらず」「しないで」に違いがあります。

この点に気を使い、心配する相手の立場や状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。

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