「采配」と「差配」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「采配」と「差配」の違いとは?違い

この記事では、「采配」「差配」の違いを分かりやすく説明していきます。

「采配」とは?

「采配」「さいはい」と読みます。

「采配」は、「指図」「指揮」という意味があります。

もともと、紙の幣(しで)の一種で、厚紙を細長く切った総を、木や竹の柄につけたもののことをさアします。

戦場で大将が手に持ち士卒を指揮するために振った道具であることから、「采配」「指図」「指揮」を意味するようになったと考えられます。


「差配」とは?

「差配」「さはい」と読みます。

「差配」は、「とりあつかうこと」また、「世話や指図をすること」という意味があります。

何かの仕事の世話をするような場面で、「差配」という言葉を使います。


「采配」と「差配」の違い

「采配」「差配」の違いを、分かりやすく解説します。

「采配」は、「指図」「指揮」という意味があります。

一方で「差配」は、「とりあつかうこと」また、「世話や指図をすること」という意味があります。

「采配」「差配」には、どちらも「指図をする」という共通の意味があり、よく似た言葉になります。

しかし、「采配」は、戦場の大将や、チームの監督のような責任ある人が前面に立つ様子を暗示するのに対して、「差配」は臨時的に、そのような役割を担うことになった人が、指図する印象がある言葉という違いがあります。

「采配」の例文

・『野球部の監督が見事な采配を振るい、チームを勝利に導いた』
・『指揮者の采配ミスによって、戦争に負けてしまう』

「差配」の例文

・『彼が差配することで、仕事が円滑に進む』
・『差配人となって、賃貸物件の管理をすることになる』

まとめ

「采配」「差配」の違いについて見てきました。

2つの言葉はよく似た印象があり、意味も似ている点があります。

しかし、2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずにきちんと使い分けることができるようになるのではないでしょうか。

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