本を「借りる」と「貸りる」の違いとは?分かりやすく解釈

「借りる」と「貸りる」の違いとは?違い

この記事では、本を「借りる」【かりる】と「貸りる」【かりる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「借りる」とは?意味

図書館から本を貸してもらうことを「借りる」【かりる】といいます。

自らが図書館に出向いて読みたいと思う本を選び、受付に持って行き、簡単な手続きをすればすぐに借りられるのです。

後で必ず返すと理解したうえで、一時的に自分のものにする行為を指します。

また、動かせないものを人の力に頼ることで「借りて動かす」といった場面でも使われている言葉です。


「貸りる」とは?意味

「カス」といった意味で使われている「貸す」【かす】は、人に「与える」という行為を示します。

「貸す」「借りる」という言葉が2つ掛け合わさって生まれたのが「貸りる」ですが、この言葉は「借りる」を間違って認識したとき使われているので、「借りる」が一般的な使い方です。

しかし、誤った漢字になりますが、返してもらう約束したうえで相手に所有する物を一時的に与えてもらうといった意味で使われています。


「借りる」と「貸りる」の違い

「借りる」「貸りる」の違いを、分かりやすく解説します。

一時的に力を自分のものにする行為を「借りる」といいます。

人から力を借りれば、出来ないことでもうまく取り掛かれるといった状況で使われている言葉です。

「この場を借りて」という場面では、その場所を借りて自分の言葉を伝える場面を作ってもらう状況を表します。

もう一方の「貸りる」「借りる」の誤った書き方です。

一時的に相手の所有物を貸してもらうといった場面で使われています。

「借りる」の例文

・『事故現場で警察から携帯を借りて保険会社に電話した』
・『車が溝にはまったとき、村人の力を借りて持ち上げた』

「貸りる」の例文

・『親から軽自動車を購入する金を貸りた』
・『友人から大好きな芸能人の写真集を貸りる』

まとめ

どちらも同じ読み方する言葉ですが、一般的には「借りる」「貸りる」と誤って認識して使われるようになりました。

ときに相手がものを返してもらう前提で貸すのは「貸りる」といった使われ方をします。

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