この記事では、「たくあん」と「べったら漬け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たくあん」とは?
「たくあん」の名前の由来は、江戸時代に遡ります。
江戸時代、僧侶の沢庵宗彭(たくあんそうほう)が考案したことから「たくあん」と名つけられました。
「たくあん」は干した大根を使用し作ります。
大根は天日干しや塩分で脱水させ、その大根に塩や昆布などで味付けを行いぬか床につけます。
この時にぬか床は米ぬかになります。
そうすることで、大根は熟成発酵させることができ、米ぬかに長時間漬け込むことで、「たくあん」の代表的な色となる黄色に染めることができます。
この方法は伝統的な「たくあん」の製造方法となり、最近では、人工着色料を使用し色付された「たくあん」。
甘味料やうま味調味料を用いた「たくあん」も多く販売されています。
「べったら漬け」とは?
「べったら漬け」の名前の由来は、べたべたしている漬物だからと言われています。
「べったら漬け」は生の大根を使用します。
塩で下味をつけ、その後、米や塩、砂糖を加えた米?に漬け込み「べったら漬け」を作ります。
米?に付けることで、米?独特の甘みが加わり、漬物としては珍しい甘口に仕上がります。
「たくあん」と「べったら漬け」の違い
同じ大根を使用した漬物になる「たくあん」と「べったら漬け」。
ただし、同じ大根でも「たくあん」は天日干しした大根を。
「べったら漬け」は生の大根を使用します。
そのため、漬け込んだ後の食感に大きな違いがあり、「たくあん」はパリッとした歯ごたえ。
「べったら漬け」は水分量が多く柔らかな歯ごたえとなります。
また、漬け込むものは「たくあん」が米ぬか。
「べったら漬け」は米?です。
そのため、完成後の色にも違いがあり、「たくあん」は黄色く、「べったら漬け」は白くなります。
まとめ
「たくあん」と「べったら漬け」の違いは以上です。
見た目や味、食感に大きな違いのある漬物です。