「写る」と「写す」の違いとは?分かりやすく解釈

「写る」と「写す」の違いとは?違い

この記事では、「写る」【うつる】と「写す」【うつす】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「写る」とは?意味

自らが中心になるように入り込み、機材で撮影してもらうことを「写る」【うつる】といいます。

写真機やカメラなどで人から撮影してもらうその行為を指す言葉です。

例えば、成人式で一箇所に人が集合して記念写真を撮ってもらうとき、式に参加した者が自分の方からカメラに向かって表情を作ったり、ポーズをとって人から写してもらう行為が「写る」になります。


「写す」とは?意味

自分の方が撮影機で対象になるものを撮る行為を「写す」【うつす】といいます。

例えば、美しく紅葉する山を残したいと思うときはカメラで撮った写真はいつまでも残しておくでしょう。

この自ら撮影する行為を「写す」といい、わが子の可愛い笑顔の瞬間を撮影機で撮ったり、大切な愛車がまだ色あせしない前に写した写真を部屋に飾って楽しむわけです。


「写る」と「写す」の違い

「写る」「写す」の違いを、分かりやすく解説します。

相手が構える撮影機の前に立ち、写してもらう行為を「写る」といいます。

人から誘われて「写る」場合もありますが、自分を対象として撮ってもらい、写真にして残すのです。

また、筆記用具で絵を書き「写す」という行為もこの言葉に当てはまる行為になります。

もう一方の「写す」は、前に立った人や対象物を写真に納めるための行為を指すわけです。

「写る」の例文

・『友人が撮ろうと誘ってくるので、服を整えて写真に写る』
・『集合写真で集まる中、一人だけふざけた顔の弟が写っていた』

「写す」の例文

・『彼氏の寝顔が可愛いので、ついカメラで写してしまった』
・『カメラで写すなら逆行に気をつけて撮影することが必須だ』

まとめ

どちらも撮影機で撮る行為を指すものですが、自分で撮るか、人から撮ってもらうかの違いがありますので、状況に応じてうまく使わけてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典