この記事では、「付随」と「付帯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「付随」とは?
「付随」とはある事柄に関連して自然についてくることです。
たとえば家を建てる契約を結んだ場合、建築家は家を建てる工事を完遂させる責任が発生しますが、建物を作るだけでなく家のインフラである電気や水道を通す工事の責任も発生します。
このようにある物事が定まると別の物事が自然な流れとして起きることや、そういった物事がついてくることが付随です。
誰かが付け加えようとして追加されるようなものではなく、勝手に追加されるものと言えます。
「付帯」とは?
「付帯」とはある物事に他の物事が付け加えられることや、その付け加えられた物事です。
付随のように勝手に追加されるようなケースも含みますが、オプションサービスのように付け加えたくて付け加える物も含みます。
意図して付け加えられたものを指して使う場合、それを追加しようと意図したのは提供者なのか受ける側なのかは問いません。
また物事同士は主となる物事があり、それに付け加えられる物事は従として追加されるという関係になります。
「付随」と「付帯」の違い
「付随」と「付帯」の違いを、分かりやすく解説します。
ある事柄に関連して事柄が自然についてくることやその事柄が「付随」で、ある物事に他の物事が付け加えられることやその物事が「付帯」です。
「付随」は意図せずともついてくるものですが、「付帯」は意図せずついてくるものも意図して追加したものも含みます。
また「付随」は自然についてくるものにだけ使われるため、「付帯」は付随の意味も含むものの意図的に加えられるものを指して使うことが多いです。
まとめ
「付随」はある事柄に別の事柄が自然についてくることで、「付帯」はある物事に他の物事が付いてくることであり、その中には付随も含まれるというのが違いと言えます。
ただし表現として自然に追加される場合は「付随」を使い、「付帯」は意図的に追加されている場合に使うという形で使い分けがされていることが多いでしょう。