「好手」と「悪手」の違いとは?徹底的に解釈

「好手」と「悪手」の違いとは?違い

「好手」「悪手」は反対語の関係にある言葉です。

2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「好手」「悪手」の違いを解説します。

「好手」とは?

「好手」とは、「良い結果をもたらす上手い手段」を意味する言葉です。


「好手」の使い方

「好手」は将棋や囲碁などの盤上遊戯に由来する言葉です。

盤上で行われる将棋や囲碁では駒を動かしたり石を置いたりすることを「手」といいます。

判断の結果選ばれた手段の意味でも使われる「手」のうち良い結果をもたらす好ましい手段が「好手」です。

自らの形勢を有利にするような手段や良い結果が期待できる選択などに用いられる言葉で、一般的には考えられる選択肢のうち良いものを表す意味で使います。


「悪手」とは?

「悪手」とは、「悪い結果をもたらすよくない手段」を意味する言葉です。

「悪手」の使い方

選択肢として候補に上がる手段のうち好ましい結果が期待できない悪い手段を指します。

それを選ぶと劣勢になってしまう選択肢や容易には通用しない手段など、目標達成に近づかないあるいは遠ざかってしまうような手段が「悪手」に当たります。

「好手」と「悪手」の違い

「好手」「悪手」の違いは「形勢」です。

形勢を良くする好ましい一手が「好手」、形勢を悪くする好ましくない一手が「悪手」というその手段をとったことで変化する形勢の良し悪しで区別されます。

ある選択肢がどのような結果をもたらすのかは事前にある程度予想できるものの完璧ではありません。

「好手」だと思われた手段が悪い結果を呼び寄せたり「悪手」に見えて実は素晴らしい手段ということもあります。

「好手」の例文

・『好手で一気に逆転する』
・『ピンチを切り開く好手を見出す』

「悪手」の例文

・『その決断は悪手だ』
・『たったひとつの悪手で敗北寸前まで追い込まれてしまった』

まとめ

「好手」「悪手」は良い手段と悪い手段を意味する全く逆の言葉です。

日常でも使われる言葉なので正しく意味を理解しておきましょう。

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