中国料理の中でも有名なものとして「広東料理」と「四川料理」がありますが、この2つはそれぞれどのような特徴がありどこか違うのでしょうか。
今回は、「広東料理」と「四川料理」の違いを解説します。
「広東料理」とは?
「広東料理」とは、「中国南部の広東省地域で伝統的に食べられている料理」です。
「広東料理」の使い方
中国南部の広東省で食べられている料理の総称でさまざまな食材や技法が伝わる中国4大料理のひとつです。
広東省にはかつて広州と呼ばれていた地域が含まれていますが広州は「食は広州にあり」と歌われていたほど料理で有名な地域であり、広州料理の流れをくむ広東料理も世界中で広まっています。
沿岸地域にほど近いことからふかひれやツバメの巣、アワビなど海に由来する高級食材がふんだんに使われているのが特徴です。
「四川料理」とは?
「四川料理」とは、「中国の四川省で食べられている伝統的な料理」です。
「四川料理」の使い方
中国4大料理の一つに数えられている「四川料理」は刺激的で鮮烈な辛味が最大の特徴です。
「麻辣」と呼ばれる山椒と唐辛子の刺激的な味わいは他の中国料理とは一線を画します。
「広東料理」と「四川料理」の違い
「広東料理」と「四川料理」は発祥した地域の違い以外にも料理の傾向に違いが見られます。
「広東料理」は乾物や海鮮素材を得意とし素材の味を生かした控えめの味付けが特徴です。
辛さは控えめで甘辛い味付けが多いので子供や女性に好まれます。
「四川料理」は火力を活かした豪快な調理法と鮮烈な辛さが特徴です。
炒め物や煮込み料理など素材の良さを火力で引き出す調理法を得意にしています。
「広東料理」の例文
・『広東料理を食べる』
・『広東料理の味付けが好みだ』
「四川料理」の例文
・『刺激的な辛さが四川料理の醍醐味だ』
・『麻婆豆腐は四川料理を代表するメニューだ』
まとめ
「広東料理」と「四川料理」は中国料理でも全く雰囲気が異なります。
使う食材も味付けも大きく違うので混同しないように注意しましょう。