この記事では、「おはぎ」と「大福」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「おはぎ」とは?
もち米をやわらかくなるまで蒸し、食べやすい大きさの丸みがある楕円形にして、小豆の餡で包んだものを「おはぎ」といいます。
この餡は衣になり、風呂敷のように全体を包み込んで餡を付けるのです。
秋に作られる和菓子であり、粒を残した大豆で作った餡で包み込んだものや、そのまわりに大豆を擦った黄な粉や、黒胡麻を擦ってまぶしたものがあります。
最近は白いんげん豆を使ったものや、麻の実パウダー、ココナッツ、桜といったものを使った見た目も楽しめる「おはぎ」も登場していて、若い人に受けているところです。
「大福」とは?
大豆を煮て作った餡を餅で包み込んだ和菓子を「大福」【だいふく】といいます。
この「大福」にはヨモギを混ぜたものや、塩を入れた「大福」があるのも特徴的です。
餡を包む餅はかなり薄く、噛めばよく伸びるように作られているのも特徴的です。
この餅には種類が色々あり、豆の食感を楽しめる「豆大福」や、めでたいときに親戚や友人に配る白とピンクといった色が可愛らしい「紅白大福」は長い間愛されています。
最近はシャインマスカットや苺を使った餡入り、ミルク味といった子供も楽しめる和菓子です。
「おはぎ」と「大福」の違い
「おはぎ」と「大福」の違いを、分かりやすく解説します。
蒸したもち米の食感を残したまま楕円形に丸めて、外側には潰した小豆の餡で包んだ和菓子を「おはぎ」といいます。
小豆の皮が浮かんでいるところがまるで萩の花にそっくりであるところから「御萩」【おはぎ】という名が付きました。
もう一方の「大福」は大豆煮て餡を潰したものを薄い餅で包み込んだものです。
この2つの大きな違いは、蒸したもち米を丸めたものを餡で包んだ和菓子が「おはぎ」であり、餡を薄い餅で包み込むところが違います。
他にも餅に苺の果汁を加えて甘酸っぱい味を楽しめたり、果物を丸ごと餡子と餅で包んだもの、コーヒー、抹茶といった個性的な味も登場する和菓子です。
まとめ
餡ともち米を使った和菓子を2つご紹介しましたが、餡で包むか中に入れて餅で覆うかの違いがあると覚えておくといいでしょう。