この記事では、「結びつける」と「繋ぎ合わせる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結びつける」とは?
二つ以上のものを結び目や連結物などで固定させることを意味します。
例えば、『髪にリボンを結びつける』、『東京と大阪を結びつける新幹線』、『愛情が二人を結びつける』などのように使用します。
結びつけるものと結ばれるものは、同じ性質である必要はないと考えられます。
「繋ぎ合わせる」とは?
二つ以上のものをひも状のものや鎖のようなものでしっかりと連接させることを意味します。
例えば、『パールのネックレスを繋ぎ合わせる』、『映像を繋ぎ合わせる』などのように使用します。
繋ぎ合わせるものと繋がれるものは、同じ性質であることが必要だと考えられます。
「結びつける」と「繋ぎ合わせる」の違い
「結びつける」と「繋ぎ合わせる」の違いを、分かりやすく解説します。
「結びつける」と「繋ぎ合わせる」は、どちらも何かをつなげるという意味がありますが、ニュアンスが異なります。
「結びつける」は、もともと関係があるものや相性の良いものを結びつけることを表す言葉です。
その一方で、「繋ぎ合わせる」は、もともと関係がないものや相性の悪いものを無理やり繋げることを表す言葉だという点で違いがあります。
「結びつける」の例文
・『科学技術は科学と産業を結びつける』
・『政治は奇妙な縁で人を結びつける』
「繋ぎ合わせる」の例文
・『原子鎖の始まりと終わりを繋ぎ合わせる』
・『部品が合わないので、テープで繋ぎ合わせた』
まとめ
「結びつける」と「繋ぎ合わせる」の違いは、結びつけることは固定させることであり、繋ぎ合わせることは連接させることであるという点が挙げられます。
また、結びつけることは性質の異なるものを結べますが、繋ぎ合わせることは性質の同じものを繋げるという点も違います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。