この記事では、「経路」と「道筋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「経路」とは?
ある場所から別の場所に行くためにどこをどのように通れば良いのかという情報のことです。
例えば、駅までの経路を教えてくださいというときには、どの道でどちらに曲がるという行き方まで含めたものを求めています。
また、物事がたどってきた筋道や過程という意味でも使われます。
例えば、地域変遷の経路というときには、その地域がどのように変化してきたかという歴史的な経緯を指します。
「道筋」とは?
文字通り道の筋のことを表す言葉です。
一般的にはある場所から別の場所にいくために通るルートのことを表すことが多いでしょう。
例えば、駅からお家までの道筋にコンビニはありますかというときには、駅からお家までの単なる線がどこを通っているかということを聞いています。
また、そこから派生して、何か目指すものに行き着くための方法という意味でも使われます。
例えば、漫画家になるための道筋は一つではありませんというときには、漫画家になるまでに必要なスキルや経験などを身につけるための方法論を指します。
「経路」と「道筋」の違い
「経路」と「道筋」の違いを、分かりやすく解説します。
「経路」と「道筋」は似たような意味で使われることがありますが、違いがあります。
「経路」は目的地までの行き方を具体的に示したもので、どの道をどちらに曲がるかなどの情報が含まれます。
その一方で、「道筋」は目的地までの単なる線で、通っていく道のことを表します。
また、物事の展開の順序や道理という意味でも使われます。
「経路」の例文
・『目的地までの経路で、横断歩道は何ヶ所ありますか』
・『駅までの経路を教えてください』
「道筋」の例文
・『駅からお家までの道筋にコンビニはありますか』
・『漫画家になるための道筋は一つではありません』
まとめ
「経路」と「道筋」の違いを最も簡単に説明するなら、目的地までの単なる線が「道筋」であり、どの道でどちらに曲がるという「行き方」まで含めたものが「経路」ということになります。
他にも同じような意味で使われる「道順」という言葉もありますが、それも「経路」に近い意味で使われます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。