この記事では、「詳しく」と「細かく」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「詳しく」とは?
事柄について隅々までしっかり目を通し、より深い内容を得ることを「詳しく」【くわしく】といいます。
事細かに内容を調べて分かりやすくまとめて、詳細に内容を記録するのです。
また、背景にある事情について詳細を事細かに書き出していくのも大事なところになります。
元々は「詳しい」を連用形にした言葉であり、いかに無駄なく説明書に目を通して間違いがないようにするわけです。
「細かく」とは?
ある事柄をいくつかに振り分けて、さらに内容を調べることを「細かく」【こまかく】といいます。
構成となる要素に目を向けて、注意深く内容を把握しては何が書いてあるかとことん出来事を取り出してまとめるのです。
元々は1つの物がかなり小さく、複数に分かれる状態を指します。
他にも小さい動きまで考えて表現する、魚を細かくほぐしては小さくするわけです。
「詳しく」と「細かく」の違い
ここでは「詳しく」と「細かく」の違いを、分かりやすく解説します。
誰よりも内容を知るために、自ら色々な資料から調べ上げたり、事情について深堀することを「詳しく」といいます。
今ある情報からさらに様々な内容を取り出してうまくまとめて、人々に分かりやすく詳細を伝えるのです。
もう一方の「細かく」は1つのものを切って分けた状態を指します。
このようなところから、問題を取り上げて、何が原因なのか誰が失敗したかさらに追求して情報を得るわけです。
「詳しく」の例文
・『自分には落ち度がないのに、なぜ別れたいのか彼氏に詳しく聞いた』
・『旅館に初めて泊まるとき、温泉の成分について詳しく尋ねた』
「細かく」の例文
・『折り紙を細かく千切り、画用紙に貼り付けていく画家の作品が面白い』
・『事件が起きた日、朝から何をしていたか犯人に細かく聞き出した』
まとめ
説明書や書類内容の隅々まで目を向けるという意味で使われているのが「詳しく」で、大きなものをかなり小さくする行為を「細かく」というと覚えておけばいいでしょう。