「多め」と「盛り気味」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「多め」と「盛り気味」の違いとは?違い

この記事では、「多め」「盛り気味」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多め」とは?

普通よりも多いということを表す言葉です。

例えば、「多めにお金を持っていく」「多めに塩を入れる」「多めに時間をかける」などのように使います。

この場合、「多め」「多い」という形容詞の派生語で、副詞として機能しています。

また、「多め」「多い」という形容詞の比較級でもあります。


「盛り気味」とは?

普通よりも少しだけ多いということを表す言葉です。

例えば、「盛り気味にご飯をよそう」「盛り気味に笑う」「盛り気味に話す」などのように使います。

この場合、「盛り気味」「盛る」という動詞の連用形に「気味」という接尾語がついた言葉で、副詞として機能しています。

「気味」とは、ある状態や傾向が見られることを表す接尾語で、軽い程度を示します。

また、「盛り気味」「盛る」という動詞の連体形でもあります。


「多め」と「盛り気味」の違い

「多め」「盛り気味」の違いを、分かりやすく解説します。

「多め」「盛り気味」の違いとして、「多め」は普通よりも多いということを表し、「盛り気味」は普通よりも少しだけ多いということを表します。

また、「多め」は形容詞の派生語や比較級であり、「盛り気味」は動詞の連用形に接尾語がついた副詞や形容動詞です。

「多め」の例文

・『このケーキは砂糖が多めなので、非常に甘いと感じる』
・『今日はストレスのたまる1日だったので、お酒を多めに飲むことにした』

「盛り気味」の例文

・『この服はサイズが盛り気味なので、着るとだぶつく』
・『この店のラーメンは、麺が盛り気味なので、すぐにお腹いっぱいになる』

まとめ

「多め」「盛り気味」は、同じような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。

一般的に、「多め」は客観的に多いことを表し、「盛り気味」は主観的に多いと感じることを表します。

また、「多め」「多い」という程度を弱める言い方ですが、「盛り気味」「盛る」という動詞を含むので、少し誇張したり、否定的な印象を与えたりすることがあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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