「沖縄そば」と「うどん」はどちらも小麦粉で作る麺料理ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「沖縄そば」と「うどん」の違いを解説します。
「沖縄そば」とは?
「沖縄そば」とは、「小麦粉にかんすいを加えて作った麺と動物性のだしで作ったスープを合わせた沖縄の麺料理」です。
「沖縄そば」の使い方
沖縄で食べられている独特の麺料理です。
小麦粉ベースですが中華麺で使う「かんすい」を加えて作られており黄色みがかった色と噛むときにぷっつり切れる歯ごたえが特徴となっています。
スープは豚骨や鶏ガラでとったスープに濃厚なカツオだしを合わせた独特なスープです。
具材としては豚の三枚肉の煮付けが定番でかまぼこやねぎなども加えます。
近年はさまざまなバリエーションが開発され具材の入らないシンプルなものや牛骨ベースのスープを使ったもの、冷やし中華のように冷やして食べるものなど従来の「沖縄そば」の枠を超えたいろいろなメニューが誕生しています。
「うどん」とは?
「うどん」とは、「小麦粉を練った生地を太めに切り醤油ベースのだし汁で食べる麺料理」です。
「うどん」の使い方
小麦粉から作った麺とだし汁で食べる日本の伝統的な麺料理です。
小麦粉の麺を使うという共通点はありますが日本各地にはさまざまな「うどん」があり郷土料理として愛されています。
かつおだしを使う関東風、昆布だしを使う関西風、コシが強い麺を使うさぬき風、コシがなく柔らかい口当たりの博多風など一口に「うどん」といっても地域によって大きな違いがあります。
「沖縄そば」と「うどん」の違い
「沖縄そば」と「うどん」の違いは「麺」と「スープ」です。
沖縄そばは麺にかんすい加え豚骨や鶏ガラなどのスープを使うのに対し「うどん」は小麦粉と水に塩を加えるのみでかんすいは使いません。
スープも豚骨や鶏ガラは使わず和食で用いるかつおだしや昆布だしを使います。
まとめ
「沖縄そば」と「うどん」はどちらも小麦粉ベースのメイン料理ですが製法と材料に違いがあります。
地域的な違いもあるので特徴をよく知って区別してください。
