「下請け」と「外注」の違いとは?分かりやすく解釈

「下請け」と「外注」の違いとは?違い

この記事では、「下請け」「外注」の違いを分かりやすく説明していきます。

「下請け」とは?

「下請け」とは元請けの指示に従って作業や仕事を行うことやそれを受けた会社です。

機械部品を作る工場を例に挙げると、機械製品を作るからこういったものを作るからそれに使う部品をこういう規格のこういう仕様でいくつ作ってくれという依頼を受け、その指示通りに部品を作って納品するのが下請けになります。

特別な指示がなければ下請けも好きなように作業を決められますが、仕様や作業のやり方などに元請けから注文があれば、下請けはその通りに従わなければなりません。


「外注」とは?

「外注」とは外部の会社に作業や製品の発注を行うことやそれを受けた会社です。

こういったものを作ってくれと注文を受けてその通りに用意する必要がありますが、それをどうやって用意するかは外注を受けた会社に決定権があります。

自社で作っても良いですし下請けに作らせてもよければ、他の会社から取り寄せて購入しても構いません。

注文された内容を実現できればそれがどんな方法であっても問題ないので、どのように注文を進めるかには自由が利きます。


「下請け」と「外注」の違い

「下請け」「外注」の違いを、分かりやすく解説します。

注文を出した側の指示に従って注文された物を作り用意するのが「下請け」で、注文された物を自分の決めたやり方で用意するのが「外注」です。

「下請け」は注文された作業を指示通りに行う必要があり作業の決定権はありませんが、「外注」は注文されたものを用意する方法の決定権は自分にあり、どのように用意するかは自分で決められます。

まとめ

「下請け」「外注」の違いはそれぞれ作業の進め方に受ける側の自由や決定権が有るかどうかの違いと言えるでしょう。

「下請け」には進め方の決定権がなく言われた通りに作業を進める必要がありますが、「外注」はどう進めるかの決定権があるので予算の問題さえなんとかできれば、それこそ自分が受けた仕事を下請けに委託して任せてしまうこともあります。

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